ハサミ選びのポイント
カットハサミは高価格なものが多いので、慎重に選ばれることとお察っしします。シンプルなものから色柄のものまで多彩ですが、やはり、お好みのデザインで楽しくお仕事をするのが一番です。ハサミに触れたときの印象も大切で、「ガンバロー」というやる気が起これば最高ですが・・。
まずは、目的や用途に合わせ、刃の種類・サイズとハンドル選びは重要です。
刃もハンドルも、種類がいろいろあるので、それぞれの特徴を知って選びましょう。
弊社には、
刃のサイズは、5.0 5.5 6.0 6.2 6.5 7.0インチがあります。6.0は、小回りがきくので、比較的多くの方がお使いです。数字が大きいほど、刃のサイズも大きくなります。指の小さい人は、小さいサイズ、指の大きい人は、大きいサイズを選ぶ傾向にありますが、大・小それぞれ目的・用途があるので、使い分けるのがよいです。
5.0 5.5小さめは、前髪や耳回りの小周りな部分に、7.0の大きめは、一度に多くの毛をきることができるため、面をそろえてつくりやすく仕事が早いです。
刃には、ベーシック・セニング・スライドがあります。
ベーシックは、主にベースカットに使います。
セニングは、毛量の多い部分を削ぎます。20~30%(100本中20~30本削ぐ)をお使いのかたが多いです。
スライドは、笹刃を使いすべるように切ります。動きを出しやすい細かなカット表現ができます。
ハンドルには、基本的には、メガネタイプ・オフセットタイプ・3Dタイプなどがあります。
・メガネタイプ☜は、親指穴と薬指穴2つの指穴が並んでいてメガネの形に作られています。ひっくり返しても同じです。ネジからハンドルにかけて、バランスよく作られているので、シンプルで裏返しても使うこともできます。自由度が高く基本のハンドルとされています。
・オフセットタイプ☜は、親指穴と薬指穴がずれていて、親指穴の位置がネジよりになっています。いろいろなハンドルのデザインがあり、2つの指を大きくあけなくてもよいので、持ちやすく使いやすくできています。手の小さい女性に人気があります。腱鞘炎で痛みのあるかたも開閉が楽にできます。開閉が楽で、安定させやすいハンドルです。刈り上げをする時など、小刻みに親指を動かすカットに向いています。
・シンプルタイプ☜もございます。こぶが付いていなくてシャープです。
・3Dタイプ☜は、立体的が特徴です。親指穴部分が捻じって指の形に添うように作られているので、長時間の使用でも手が疲れにくいです。指がフィットするので、あらゆる角度でのカットをすることができます。
弊社のハサミは、
・ヒットポイントは透明のゴムで覆われハサミの開閉の時発生するチョキチョキ金属音を消してくれます。ネジ式なので取り外すことが可能で交換もできます。
・ハサミ中央のネジはネジ回しでお好みの硬さに調整できます。
・親指・薬指穴が大きい場合には、フインガーリングをはめ込み調整可能です。
・指かけ;一体型とネジ着脱式があり薬指側に1本着いています。ネジ式はお好みで外すことができます。
お店のお客様の層や方針などもある場合がありますので、先輩のアドバイスはとても参考になると思います。